自宅で永久脱毛はできるのか？と疑問がある方へ。
このページでは「脱毛器」や「除毛クリーム」また「脱毛サロン」や「クリニック」での脱毛方法と効果についてまとめました。
自宅で永久脱毛はできない！
結論から答えてしまうと、自宅では永久脱毛が出来ません。
そもそも「永久脱毛」とは、米国電気脱毛協会によると『最終脱毛日から1カ月後の毛の再生率が20％以下』と定義されています。
この『最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20％以下』というのは脱毛前に比べ、明らかに毛の量が減っており、かなり高い脱毛効果を発揮した場合にのみ可能な状態です。
そのため個人でも扱える「脱毛器」や「除毛クリーム」等では、永久脱毛と呼べる高い脱毛効果を出すことは難しいのです。
医療クリニックだけが「永久脱毛」と呼べる脱毛効果を発揮できます。
永久脱毛は、毛をつくる「毛根」という組織を破壊することで可能になるのですが、その「毛根」を破壊する行為を医師法では医療機関のみ可能と定めています。
また、永久脱毛とよべる効果を出すためには、火傷や痛みなどの肌トラブルが起きる可能性が高いため、すぐに対処ができるよう医師がいる医療機関のみとしています。
自宅で出来る脱毛方法とその効果
「除毛クリーム」や「脱毛ワックス」の効果
それでは永久脱毛ではない「除毛クリーム」や「脱毛ワックス」のメリットとは何なのでしょうか？
キーワードは「美肌」です。
カミソリは肌を痛める
1番手軽な毛の自己処理法として、カミソリでの処理があると思いますが、実は肌を痛める大きな要因としても知られています。
カミソリで肌の上を滑らせると、肌のうるおいを保つ大事な表皮まで削ってしまう可能性があるため肌トラブルの原因になります。
また、多くの方は浴室で処理をするかと思いますが、浴室の水分でカミソリに雑菌が増え、毛穴が炎症を起こす原因にもなります。
除毛クリームが流行る理由
そこで、肌のトラブルを防ぐ為 脱毛クリームやワックスの登場です。
基本的には、脱毛クリーム（ワックス）を塗る→時間を置く→脱毛クリーム（ワックス）を取り除くの流れでとても簡単です。
保湿成分を配合している商品が多く、乾燥肌の方にも安心です。
また、効果が最大で1カ月続くものもあり、カミソリで処理するより毛が生えるペースが遅いことも大きなメリットといえます。
家庭用脱毛器はフラッシュ脱毛
フラッシュ脱毛とレーザー脱毛の違い
自宅で出来る脱毛法として、最近人気なのが家庭用脱毛器です。
この脱毛器、自宅でフラッシュ脱毛ができるというものですが、医療で行うレーザー脱毛とフラッシュ脱毛とでは『レベルの高さ』だけが違います。
もちろん、機械に冷却機能がついていたりと細かい違いはりますが、毛を処理する原理としては基本的には同じです。
黒いものに反応する光を肌に照射し、毛幹や毛根にダメージを与え脱毛を促します。
ただし、フラッシュ脱毛の効果はレーザー脱毛と比べるとかなり劣ります。
家庭用脱毛器の効果
エステサロンや医療機関での脱毛と比べると、効果の面で劣ってしまう家庭用脱毛器ですが、正しく使用すればしっかり脱毛効果もあり、また家庭用脱毛器ならではの良い面もあります。
脱毛効果は大体5回～10回程度で毛が減ったと感じる方が多いようです。
産毛すら生えないという状態は難しいかもしれませんが、使い続けることによって毛は細くなり、自己処理が楽になります。
また、脇や男性のヒゲなど毛が濃い部位は光が低いレベルでも反応しやすい為、試す際はおすすめです。
自宅で出来るので、忙しくサロンに通えない方や、永久脱毛までは求めていないが、自己処理が楽になるように“減毛”を求めている方におすすめです。
脱毛サロンと医療クリニックでの脱毛の違い
エステサロンでの脱毛
エステサロンでの脱毛は主に3種類があります。
- 松脂やはちみつを使ったワックス脱毛
- 歴史が古く脱毛効果が高いニードル脱毛
- 1番人気のフラッシュ脱毛
料金や脱毛内容まで幅広いニーズに答えられるのが最大のメリットです。
1.ワックス脱毛
松脂やはちみつなどナチュラルなもの脱毛したい部位に塗り、専用のペーパーで一気にはがす脱毛法。
続ければ、多少毛が細くなる傾向にありますが、脱毛効果はなく今生えている毛をその場で処理したい方におすすめの方法です。
また、何度か受けたことがありますが、想像していたより痛みが少ないのが印象的でした。
2.ニードル脱毛（美容電気脱毛）
ニードル脱毛(美容電気脱毛)は脱毛の中で1番歴史が古く、140年の歴史があります。
初めは逆さまつ毛の治療の為開発されました。
ニードル脱毛は医療機関で受けられる『絶縁針脱毛』とエステサロンで受けられる『美容電気脱毛』があります。
どちらも毛穴に針を挿入し、毛根に電気を流します。
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛と違い、白髪でも脱毛できるのが特徴です。
また、ニードル脱毛はエステサロンで行う場合でもかなり脱毛効果は高く、その分痛みを感じやすく肌トラブルが起きやすいというデメリットもあります。
医療クリニックでの脱毛
医療機関での脱毛は主に2種類です。
上記でご説明させていただいた 絶縁針を使ったニードル脱毛、もう一つがレーザー脱毛です。
永久脱毛がしたい方、高値でも肌トラブルなどのアフターサポートがほしい方におススメです。
1.ニードル脱毛（絶縁針脱毛）
効果が高い永久脱毛です。
また、エステサロンで行う美容電気脱毛との違いは、針の種類です。
エステサロンでは“電気針”という針と接触する皮膚にも熱が伝わるものを使用しており、医療機関では“絶縁針”という皮膚と接触する部分が絶縁され、熱が伝わらないものを使用します。
ただし、エステで使用する針は出来るだけ皮膚と接触しないように、細いものを使用している為、必ず危険ということはありません。
また、処理に時間がかかることや、技術者不足の為ニードル脱毛を医療機関で行っているところは少なくなっています。
2.レーザー脱毛
現時点では一番手軽な永久脱毛と言えます。
フラッシュ脱毛と同じ黒いものに反応する光を肌に当てる方法です。
ただし、フラッシュ脱毛とは光のレベルが異なり、レーザー脱毛はより毛根にダメージを与えます。
光の強さでいうと、家庭用脱毛器→エステサロンのフラッシュ脱毛→医療機関でのレーザー脱毛の順番です。
まとめ
- 自宅で永久脱毛はできない
- 永久脱毛は医療機関のみ受けられ、種類はレーザーとニードル脱毛のみ
- 永久脱毛とは『一生一本も毛が生えない』ということでは無く、『最終脱毛日から1カ月後の毛の再生率が20％以下』
- カミソリを使い、ムダ毛処理をすると肌が荒れる
- 自己処理をするなら脱毛ワックスやクリーム、家庭用脱毛器がおすすめ
- 家庭用脱毛器はエステと同じフラッシュ脱毛。しかし光のレベルが違う為効果が緩やかで、5～10回程で効果が分かる
- 光の強さは、家庭用脱毛器→エステサロンでのフラッシュ脱毛→医療機関でのレーザー脱毛の順番
永久脱毛は毛根を破壊する為、医療機関のみ受けられます。
ただし、口コミをみてみると、家庭用脱毛器やフラッシュ脱毛を受けつづけ、ほとんど毛が生えてこなくなった方もいるようです。
家庭用脱毛器で毛の量を減らし、残った部位をニードル脱毛で確実に処理するという使いかたも良いと思います。
永久脱毛ではないが、メリットいっぱいの自宅脱毛。やってみる価値は大いにありそうです。
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Source: 超脱毛【脱毛】 自宅で永久脱毛はできる？